最近、ちょっとした気づきから私に起こった、嬉しい変化についてお話しします。 私はAV機器メーカーお客様ご相談センターの一次相談員です。この仕事について数年、幸いにも大きな失敗もなく過ごしてきましたが、内面では未だにご相談業務への恐怖感が消えず、満足のいく応対になっていないと常に感じていました。そしてそれは、自分の性格のせい、適性がないからだと半ばあきらめていました。 @ 第一声は、明るい声にウェルカムな気持ちを込める。この時、口角を上げるだけでなく目も笑って発音する。 A お客様の声や話し振りから、そのお顔立ちや表情を想像し、思い描いたそのお顔に向かって話しかける。(これは、自分からお客様に一歩近づくための苦肉の策です) たった2つを実行しただけですが、不思議なことに、いままでと全く同じことをご案内しているのに、お客様からのリアクションが劇的に良い方向に変わり、すがすがしく終話出来るようになりました。また、今まで自分の中にあったお客様への不安感がなぜか消え去り、いままでつかえていた言葉までスラスラと出てくるようになったのです。これは自分でもびっくりの脳内変化でした。 これに気を良くして、最近は日常生活でも常に笑顔を意識しています。面白いことがあれば人間はすぐに笑えるのですが、自分から笑顔を発信しつづけることは以外に大変です。今までは表情というものにいかに気を配っていなかったかを実感します。口が“への字”では笑顔が作りにくいので、通勤途中もちょっぴり口角を上げて笑顔の準備。そうするだけで、街を歩いていてもなにか楽しいことはないかしらんという明るい気分になります。 笑顔の研究によれば、たとえ作り笑顔であっても、笑顔によって脳が刺激され本当に楽しい気分になり、その上α波もでてリラックス状態になるとのことです。まさに素晴らしいメカニズムですね。 “笑う門には福来たる” 今ごろになって笑顔の効用に気づいた私ですが、今年は周りの皆さんにも福を届けられるような笑顔をたくさん発信していきたいと思っています。(^o^)丿
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column 036 笑顔の効用 山崎 由紀子 第25期消費生活アドバイザー |
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